野口整体と科学
江戸時代の仏教界の堕落による廃仏毀釈運動と日本仏教の近代化②
2 江戸時代の仏教界の堕落による廃仏毀釈運動と日本仏教の近代化
1 十九世紀末のシカゴ万国宗教会議と日本仏教界参加― キリスト教の威信回復のため開催された万国宗教会議
禅的な観方と感性の世界― 考える西洋、感じる東洋
西洋的自然観から生じた「科学的客観」と東洋的自然観から生じた「禅的絶対主観」
西洋的自然観から生じた「科学的客観」と東洋的自然観から生じた「禅的絶対主観」
①二元論における自由から一元論の自由へ 鈴木大拙氏は長年のアメリカ生活を通じ、身を以って西洋の考え方やものの見方を感じ取り、東洋とどこにどういう違いがあるのか、その本質的な相違を見極めた上で、人間にとって大切なこと(主体の存在の質にかかわる…
鈴木大拙は世界的に有名な人であることは知っていても、どういう人でどうすごいのかは分からない…という人もいるかと思います。今回の内容は鈴木大拙の紹介が主な内容です。 今、ロシアがウクライナに侵攻しています。21世紀になり、インターネットなどの普…
一 現代において必須な禅の思想― 西洋の「科学の知」を補う日本の「禅の智」
禅の思想家・鈴木大拙氏の紹介― 禅を英語で世界に向け発信し西洋と東洋との対話の場を開く基礎を築く
「無心」を主題とする禅的な日本の精神修養の道筋、 野口整体を思想として著す意味― 論理だけでは理解できない「体と心」についての思想
「正坐」という日本の伝統文化に根ざした野口整体
正坐は「和魂」を養っていた― 正坐が失われたことで日本人の精神性が失われた
1 禅の精神「身心一如」と「坐」の生活
阿波研造師の最後の手段― 暗闇の道場
⑥四年後 こうして始めてから四年後、ようやく「矢がひとりでに離れる」ことを会得したヘリゲルは、六十米先の的を射る段階(『新訳 弓と禅』訳注(18)(五四頁)には、六十米は正しくは二八米とある)に入るのですが、彼は、また「的に中てるには弓をどう持…
今回、ヘリゲルは「やってはならないこと」をついにやってしまいます。それは「できるように見せる」ということです。ヘリゲルは師に対する不信感が拭えなくなっており、しかもこのような行為は背信、裏切りだということが分からなかったのです。それは自分…
1 無心を妨げていたヘリゲルの近代的精神― 自我から無我への大きな峠
1 無心を妨げていたヘリゲルの近代的精神― 自我から無我への大きな峠 ③阿波師が説くヘリゲルが「離れ」を待てない理由 「離れ」に入った段階で、阿波師はヘリゲルに「あなたは何をしなければならないかと考えてはなりません。どのようにそれをすべきか、あ…
②日本の身体行と呼吸 ヘリゲルは呼吸法について、『日本の弓術』で次のように述べています。 二 …先生は説明して下さった。――「あなたが弓を正しく引けないのは、肺で呼吸をするからである。腹壁が程よく張るように、息をゆっくりと圧し下げて、痙攣的に圧迫…
三 弓道修行の実践 今日から三に入ります。三の内容はヘリゲルが日本の弓道を学ぶ途上で経験した疑問や葛藤、そこから脱していく過程が主題となっています。このような心理は整体指導法(観察や操法など)を学ぶ際にも経験することで、私もヘリゲルの気持ち…
欧米人の理性と日本人の身体性(直観)
2 日本の歴史が生み出した文化的産物・武道
二 日本の禅文化「道」の特質 1
3 ヘリゲルの禅の予備門としての弓道修行
神秘へと至る途を求めていたヘリゲル
野口晴哉の孫にあたる方による、生き方としての野口整体についての記事がありますので、ぜひ読んでみてください。今、この時代に整体を生きるとはどういうことかを考えるきっかけになるのではと思います。 hagamag.com hagamag.com
「無心」を主題とする禅的な精神修養の道筋・野口整体
後科学の禅・野口整体 第三部で紹介する三氏と「禅思想」
(近藤) 今回の内容に出てくる「身体サミット」は河野智聖氏が主催した会で、河野氏のご招待で金井先生と真田さんが訪れたと記憶しています。 文中の青木宏之氏は「心身を開発する現代人のための体技」新体道という総合武道を創始し、「遠当て」という離れ…